太陽光発電システムの設置費用は年々下がっているとはいえ、購入には大きな費用が必要です。国からの補助金が終了したことから、設置をためらう人もいるでしょう。しかし、現在でも税制優遇や自治体による補助金を受け取ることは可能です。
ここでは、愛知県の「愛知県住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金」について紹介します。
愛知県住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金制度は、県と市町村との協調間接補助になります。市町村が住宅用地球温暖化対策設備を設置する個人に対して支給する補助金の一部を県が負担し、温室効果ガスを抑制して地球温暖化防止に寄与することが目的です。
補助の対象となるのは、自らが居住する住宅に対して住宅用地球温暖化対策設備を導入する個人です。共同住宅や店舗兼住宅の場合でも、住宅の確認ができて居住の実態があれば対象となります。
対象となる住宅用地球温暖化対策設備は、太陽光発電施設、家庭用エネルギー管理システム【HEMS】、蓄電池、燃料電池、電気自動車等充給電設備です。
補助を受けるためには、以下の条件を全て満たしていなければなりません。
愛知県住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金を受ける条件として、第一に個人が申請することが挙げられます。また、自らが所有し、居住する住宅に住宅用地球温暖化対策設備を導入する場合に限ります。もちろん、住宅の新築に合わせて設備を設置する場合も問題ありません。
例外として第三者が所有する住宅であっても、そこに居住していて設備の設置に対し所有者からの承諾を受けていれば、条件を満たしているとみなされます。
愛知県住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金制度は、市町村の行う補助金の一部を県が負担する仕組みとなっているため、そもそも補助金を個人に支給していない市町村では利用できません。あらかじめ市町村に対し、住宅用地球温暖化対策設備の導入による補助金が支給されるかを確認してから申請しましょう。
住宅に設置する住宅用地球温暖化対策設備は、新品でなければ補助を受けられません。以前の住宅で使用していた物を使い回す際などは、条件に含まれないため注意が必要です。
こちらは太陽光発電施設を導入する場合に限った条件になります。電気事業者との契約を終わらせてからでなければ、補助金制度に申請できません。
太陽電池を利用して電気を発生させる設備やそれに付随する設備であり、太陽電池の最大出力が10キロワット未満であることが条件です。実際に、申請する際には施設出力の合計を確認されます。